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訪問看護はどんな仕事?必要な資格は?徹底解説します!

「病気になっても自宅で暮らしたい」

「住み慣れた我が家で最期を迎えたい」

といった希望を持っている方にとって頼りになるのが訪問看護です。

今回は訪問看護の仕事内容や訪問看護に関する資格についてわかりやすく解説します。

訪問看護はどんな仕事?必要な資格は?徹底解説します!

訪問看護とは

訪問看護とは、主治医の指示を受けて保健師や看護師、理学療法士などの医療スタッフが家庭を訪れ、病状確認や点滴、医療器具の管理といった専門的なケアを提供することです。

病気や障害があっても、医療器具を使用しつつ自宅で最後まで暮らせるよう療養生活をサポートします。

訪問介護にあたる医療スタッフは、本人や家族の思いを汲んだうえで、健康の維持や回復、生活の質(QOL)の向上に努めます。

訪問看護の仕事内容

訪問看護のサービス内容は多岐にわたります。

厚生労働省が公表している「訪問看護の仕組み」に従って主なサービス内容を見てみましょう。

・療養生活の相談・支援
・病状や健康状態の管理と看護
・医療処置・治療上の看護
・苦痛の緩和と看護
・リハビリテーション
・家族の相談と支援
・住まいの療養環境の調整と支援
・認知症の看護

これらのほかに、地域との調整や終末期の医療に関することなど、さまざまなサービスを提供しています。

訪問看護の資格

訪問看護に関わる専門的なスタッフになるには資格が必要です。

今回は看護師に関する資格と理学療法士・作業療法士の資格について解説します。

看護師

看護師は医師の指示に従い診療の補助や利用者が療養するうえでのサポートをする仕事です。

訪問看護の場でも看護師の役割は非常に重要で、欠かすことができないスタッフです。

看護師資格や准看護師資格があれば訪問看護のスタッフとして十分活躍できますが、ここではより専門性が高い3つの看護師資格を紹介します。

認定看護師

認定看護師とは特定の分野に熟練した看護師のことで、日本看護協会が認定しています。

看護師としての実務経験が5年以上あり、600時間の認定看護師教育を修了して審査に合格すると取得できます。

認定看護師の資格は21の分野ごとで定められています。

たとえば、皮膚・排泄ケアや緩和ケア、糖尿病看護のように各分野のスペシャリストであることが一目でわかります。

訪問看護に関しても1つの分野として認められています。

訪問看護のプロとして勤務したいと考えているのであれば、訪問看護分野の認定看護師の資格を取るのも一つの方法です。

専門看護師

専門看護師とは特定分野に関する深い知識や技術を生かして利用者や家族にケアを提供する看護師のことで、こちらも日本看護協会が認定している資格です。

実務経験5年以上というのは認定看護師と同じですが、看護系の大学院で修士課程まで修了していることや専門看護師認定審査に合格することが資格取得の条件となっています。

専門看護師は病院だけではなく、大学などの教育現場や訪問看護ステーションなどの場でも働いています。

他の分野のスタッフとの調整なども受け持つため、広い視野が必要となるでしょう。

特定看護師

特定看護師とは、医師が作成した手順書に従って特定の医療行為ができる看護師のことです。

認定看護師や専門看護師のような独立した資格ではありませんが、医師の指示を待たずにある程度の行為ができます。

利用者の症状に合わせて必要な処置ができるため、利用者の状態を悪化させずに済むという利点があります。

たとえば、脱水症状の利用者に点滴をしたり、気管カニューレを交換したり、褥瘡の対処をしたり、胃ろうカテーテルや腸ろうカテーテル、胃ろうボタンの交換などが該当します。

理学療法士

理学療法士とは、病気やケガ、障害、高齢などにより運動機能が低下した人の運動機能の維持・改善を目的とした運動療法や物理療法を行う医療スタッフです。

リハビリの専門職と考えてもよいでしょう。

理学療法士になるには養成校で3年以上学び、国家試験に合格しなければなりません。

訪問看護での仕事は、看護師と協力して利用者の在宅生活をサポートすることです。

具体的な仕事内容としては健康チェックや身体機能の評価、日常生活指導、訪問看護に関する記録を作成することなどがあります。

作業療法士

作業療法士も理学療法士と同じようにリハビリに関わる仕事をしています。

病気やけが、心の病気などにより日常生活の動作(作業)が出来なくなった人の生活をサポートするのが作業療法士の仕事です。

訪問看護の場では、作業のサポートだけではなく精神疾患を抱えている利用者へのリハビリも担当します。

訪問看護の具体的な内容

訪問看護は主治医から出される「訪問看護指示書」に従って利用者にサービスを提供します。

主な内容は以下のとおりです。

・病状や血圧・脈拍・呼吸速度・体温などのバイタルサインのチェック
・清潔に関する援助(清拭・洗髪・入浴など)
・褥瘡の処置や予防
・体に挿入されているカテーテルの管理
・医療機器や点滴の管理
・食事や排せつの補助
・リハビリ
・介護予防
・終末期医療
・家族の相談に乗ったり介護の指導を行う

これらの仕事を通じて利用者や家族が安心して家庭で生活できるようサポートします。

まとめ

今回は訪問看護の資格や具体的な仕事内容をまとめました。

看護師としてかかわる人が最も多いですが、理学療法士や作業療法士、場合によっては言語聴覚士なども訪問看護に加わります。

看護師の資格や認定看護師、専門看護師の資格を持っていると訪問看護の場でかなり役立ちます。

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