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訪問看護師の1日のスケジュールはどうなっている?オンコール時のスケジュールも解説

訪問看護師の1日のスケジュールはどうなっているのでしょうか。
訪問に出かけたら、お昼は事務所に戻って食事ができるのでしょうか。
あるいは、ミーティングや事務処理はいつおこなうのか気になりますね。
さらに、オンコール時となると、スケジュールは一体どうなっているのでしょうか。

そこでこの記事では、訪問看護師のスケジュールを解説します。
オンコール時の1日のスケジュールにも触れていますので、ぜひご一読ください。

訪問看護師の1日のスケジュールはどうなっている?オンコール時のスケジュールも解説

訪問看護師の1日のスケジュール

8:45~17:45(そのうち休憩時間が1時間)を定時とした場合の大まかな1日の流れを示します。

1.朝礼(8:45~9:00)

8時45分までに出勤し、8時45分から朝礼となります。
朝礼では以下のことを行います。

・当日の訪問スケジュールのチェック
・利用者をケアするうえでの注意点の共有
・伝達事項

朝礼で気持ちを引き締めて1日の業務が開始となります。

2.午前中の訪問(9:00~12:00)

朝礼終了後は、車やバイク、自転車を使って利用者の自宅へ訪問に出かけます。
移動手段は車や自転車・バイクなどさまざまです。
都心では自転車やバイクで訪問することが多く、地方では車を使うことが多いようです

利用者宅への訪問時間は1件30分~60分が標準です。
2件~3件午前中に訪問します。
なお、利用者宅から次の利用者宅までの移動時間は平均10分~30分です。

管理者が移動ルートを勘案して訪問スケジュール案を作成し、チームごとに相談して詳細を決めます。
いわゆる文明の利器も活用され、Google マップを利用すれば効率的に移動できるルート設定が可能ですし、スマホのアプリを活用すれば、移動の際の道順のチェックも容易です。

利用者宅へ訪れたら、忘れてしまったり間違った情報を記載したりすることのないように、すぐに電子カルテに利用者の状態や申し送り事項を記載します。

3.昼休憩(12:00~13:00)

午前中の訪問が終了したタイミングや場所によって、事務所に戻って食事することもありますが、戻らないで、車内や飲食店などで昼食をとることもあります。

また、昼食のタイミングで、利用者へのケアの検討や、業務上の悩み相談、イベントや地域連携活動計画などを話し合うランチミーティングを行うこともあります。

ランチミーティングは、情報の共有の場であると同時にスタッフ同士のコミュニケーションを深める場でもあります。

必要があれば、かかりつけの医者やケアマネジャーに必要な連絡をすることもあります。

4.午後の訪問(13:00~17:45)

午後の訪問件数目安は、3~4件で、1日の平均訪問件数は5~6件です。
緊急訪問の要請や、利用者都合によるキャンセルや時間変更などがあった場合などは、各事務所の事業所長が訪問時間の調整やスタッフの変更などの調整をおこないます。

5.訪問終了後から退社まで(17:45まで)

通常午後の訪問は17時45分までに帰社できるように計画されているため、最後の訪問が終わったら、帰社してその日の記録や連絡などを行います。
時間によっては事業所に戻らず、直接帰宅する「直帰」の場合もあります。

事業所によっては終礼をおこなうところもあります。
訪問終了後の主な業務は以下のものです。

・訪問看護記録の作成
(最近は、スマートフォンやタブレットといったICTツールを看護記録に利用している事業所が増えているようです。)
・スタッフ同士の情報共有、申し送り
・かかりつけの医者やケアマネジャーなどへの連絡
・訪問看護計・訪問看護報告書の作成および修正
・その他注意事項の周知

終礼が終わったら帰宅となります。

オンコール時のスケジュール

24時間365日利用者の緊急対応ができるよう待機しておくことを「オンコール」といいます。
利用者のニーズの多様化に伴って、最近はほとんどの事業所がオンコール体制を整えています。

1.夜間のオンコール

他のスタッフと同様に事業所から自宅へ戻り、そのまま自宅で待機します。
そのため、退勤時には必ずオンコール用の携帯電話を持ち帰り、いつ何時であっても電話に対応できるようにしておきます。

家事や買い物に出かけても問題はありませんが飲酒は厳禁です。
またオンコール用携帯電話は、入浴時や就寝時も身につけておくようにし、着信があったらすぐに気が付くようにしておきます。

2 .休日のオンコール

休日なので、特に事業所に出勤する必要はありません。
また、24時間ずっと自宅待機しなければならないというわけではなく、近くであれば買い物などに出かけても問題ありません。

しかし、常にオンコール用の携帯電話を身に着けておく必要がありますし、緊急時にすぐに対応できるようにしておかなければなりません。
そのため、遠出や飲酒は控えるべきであるのは夜間のオンコールと同様です。

まとめ

今回は、訪問看護師の1日のスケジュールについて紹介しました。

特にオンコール当番の訪問看護師は、業務終了後の夜間や休日は、自宅で過ごしますが、常に業務用のスマホを身に付けておく必要があります。

いつ電話がかかってくるのかと、やきもきして落ち着かないかもしれません。

しかし、オンコールの電話が鳴ったからといって、必ず利用者のもとへ訪問しなければならないというわけではありません。

実際にオンコールがかかってくるのは、月に4~8回(週に1回から2回)程度のようです。
また、たいていは電話による相談で対処でき、実際に緊急訪問するケースは少ないようです。

特に緊急電話がかかってこなければ、普通に生活していても問題ありません。
オンコール当番の訪問看護師の方は、オンコール待機の際は、あまりストレスを抱え込まないように上手に時間をすごすようにしましょう。

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