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カンファレンスが得意な看護師になろう!ポイントについて解説

医療に携わる方のなかには、「看護ケアにカンファレンスは必要なの?」「カンファレンスを上手にこなしたい」と考える方も多いでしょう。

そこで今回は、看護ケアにおけるカンファレンスについてご紹介します。
カンファレンスの目的やメリット、カンファレンスを上手にこなすためのポイントについて知りたい方は、本記事を参考にしてください。

カンファレンスが得意な看護師になろう!ポイントについて解説

看護ケアにおけるカンファレンスとは?

カンファレンスとは「会議」を指し、決めごとに対して集まって話し合いを繰り広げる場です。
医療現場でのカンファレンスは、主に以下のとおりです。

・患者カンファレンス
・多職種カンファレンス
・呼吸ケアカンファレンス
・術前カンファレンス
・症例検討会 など

医療現場でのカンファレンスの種類はさまざまあり、医療の質を向上させるために患者の情報を共有しながら進めていきます。

カンファレンスの目的は「医療ケアの情報共有」

医療現場では、患者さんに安心・安全な医療を提供しなくてはいけません。
そこで、カンファレンスではさまざまな職種の専門家が集まって対等な立場で話し合いをします。
看護師は、医師やその他の専門医が患者さんをどう理解しているかを確認し、必要に応じて補足をしたりサポートをしたりといった役割を担います。
カンファレンスは情報共有の場として看護ケアにおいて大切な会議といえるでしょう。

看護ケアでカンファレンスを行なうメリット3選

看護ケアでカンファレンスを行なうメリットはさまざまありますが、とくに重要なポイントは以下のとおりです。

・チームで連携がとれる
・医療ミスが防げる
・患者の意思を尊重できる

チームで連携がとれる

看護師は、所属の病院や診療科、経験年数の違いによりさまざまな視点や考えを持ち合わせています。
経験や異なる視点の看護師が1つのカンファレンスに参加すれば、患者や病気への考え方の統一ができるでしょう。
また、新たな気づきが生まれるのも大きなポイントです。

そして、カンファレンスには看護師だけでなく医師や薬剤師、その他専門分野の知識を持った医療のプロが参加します。
職種の異なる専門家がそれぞれに捉えた意見を共有でき、より1つのチームとして団結できるでしょう。
カンファレンスでの話し合いにより、患者の問題点に対して最善の治療が可能です。

医療ミスを防げる

医療現場において、医療ミスは許されません。
患者さんの情報について「医師は知っていたのに看護師は知らない」などといった状況のままケアが始まった場合、安心・安全な治療を患者さんに提供するのは難しいでしょう。
小さな気づきも共有する場があれば、医療ミスにつながる行為を前もって防げます。
カンファレンスは、医療ミスを防ぐための大切なコミュニケーションの場です。

患者の意思を尊重できる

症状の情報だけでなく、患者さんの性格や考えを考慮するのも大切なケアの1つ。
患者さんが何を思っているか、要望の内容もカンファレンスで共有することで、患者さんに寄り添った看護ができます。
病気の治療だけでなく心のケアのためにも、さまざまな職種の集まるカンファレンスがとても重要です。

カンファレンスを上手にこなすためのポイント3選

医療現場でのカンファレンスは主に、司会者と参加者に分かれます。
司会者と参加者に共通するカンファレンスを上手くこなすためのポイントは、主に以下のとおりです。

・カンファレンスの必要性を理解する
・態度でやる気を見せる
・言葉をまとめてから発言する

カンファレンスの必要性を理解する

カンファレンスは多職種で患者さんや治療法などの情報を共有する場です。
1人の意見を尊重するカンファレンスは、会議の意味がありません。
治療に向けて「チームで一丸となって取り組む」「目標達成のために協力する」などの志をもって取り組みましょう。

態度でやる気を見せる

カンファレンス中の態度を守るのは、大切なマナーの1つです。
とくに発言者への「聞く姿勢」は、多職種間のコミュニケーションを良好にするためにも重要なポイントです。
例えば、自分が発言時に他者から以下の態度を取られたらどんな気持ちを持つでしょうか。

・目が合わない
・他の人と世間話をする
・頬杖をついて話を聞く

上記のような相手の態度はやる気を感じられず、発言者はもちろん、他の参加者のやる気も落ちるでしょう。

発言者の話を聞く際はからだを相手側に向け、発言に対してうなずいたりメモを取ったりなどし、やる気を態度で見せましょう。

話をまとめてから発言する

とくに多くの参加者がいるカンファレンスでは、頭の中で話をまとめてから発言をしましょう。
だらだらと要点がまとまっていない発言は、重要な点がうまく伝わりません。
時間がオーバーしてしまうと、さまざまな職種や患者さんに迷惑がかかる場合もあります。
発言は「1回30秒以内」にまとめ、「ハッキリ・ゆっくり・明るく」を心がけて発言をしましょう。

まとめ

看護ケアにおいてカンファレンスは重要な会議です。
チームで連携がとれ、医療ミスを防いだり患者さんの情報を共有したりとさまざまなメリットがあります。
聞く態度でやる気を見せるなどポイントを押さえておけば、多職種間で良好なコミュニケーションがとれ、カンファレンスを上手にこなすことが可能です。
看護ケアにおけるカンファレンスについて知りたい方は、本記事を参考にしてください。

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